カシス探訪記

イラストレーターのニコ・ニコルソンによるカシス探訪記

カシス探訪記 締め切りに追われ多忙極まりない毎日。が、美味しいモノへの探求心はウルトラ級。
いま話題のカシスフードをレポートします!

第9回:贅沢なひと口、カシスマカロンの巻

ザクロ探訪記ショッピングサイトのお取り寄せグルメとして、高い人気を誇るアトリエ スイーツアミューズの「手作りマカロン」。 武蔵砂川にあるお店に伺うと、パティシエの郡さんがまさにそのマカロンを作っている真っ最中でした。 マカロンの作り方と言えば、通常はアーモンドパウダー、粉糖、卵白、グラニュー糖で生地部分を作り、果実のフレーバーで色と味を付けますが、郡さんの手作りマカロンはひと味違う。 「既製品のピューレではなく、生の果実で作った本当の手作りマカロンを皆さんに食べてほしいと思い、新鮮なフルーツをそのまま練り込んで焼けないかなぁと考えたんです」(郡さん) 果実をじっくり煮込んでピューレにし、生地に混ぜるも、柔らかすぎたりひび割れてしまったり……。何日もかけて配合やオーブンの火加減を研究、試行錯誤の末に出来上がったのが果実の味がしっかり楽しめるこの「フルーツマカロン」なのです。

ザクロ探訪記お話を聞いているうちに、オーブンからは砂糖を焦がした甘〜いカラメルの香りが……。フルーツマカロンのカシス味の生地が焼き上がったようです。天板にお行儀良く並んだ紫色の丸たちが何とも愛らしい。 焼きたてを一つ頂いてみるとふわっふわのサクサク! カシスの香りもふんわり漂います。 このボディと呼ばれる皮部分に、生カシスの実を煮詰めて作った甘酸っぱいピューレ入りクリームを絞って挟んでいきます。 「マカロンにカシスの実を使う時は、この濃厚さを生かす甘さのバランスが大事ですね。カシスは濃さも酸味も強い。少量でも味が十分引き立ちますから」 カシスの強い酸味を活かす甘さ、砂糖とカシスの絶妙な黄金比率でこの美味しい「フルーツマカロン」が完成したのです。

ザクロ探訪記ちなみにこの「フルーツマカロン」は出来立ても美味しいけど、冷蔵庫で1日寝かせて、食べる前に室温で10分ほど置くのが一番食べ頃だと教えて頂きました。一日置くことで中心に集中していた水分が全体に行き渡るから、より生地がしっとりするんだそうな。 早速自宅で試してみました。 前歯でサクッとほどけるボディ、噛めば噛むほど甘酸っぱい果実の風味が広がる〜。そうそうこの爽やかな酸味はまさにカシス! 間に挟まってる甘さ控えめのまったりクリームも濃厚でなめらか〜! サクッふにゅの至福の一口。……ああ贅沢だなぁ。

ザクロ探訪記薔薇の咲き乱れる昼下がりのテラス、色とりどりの宝石のようなマカロンをつまみながらメイドが煎れた紅茶を飲む。マリーアントワネット気分になるも、ふと我に帰れば、パソコンの前で椅子の上に体育座りし、マカロン片手に湯のみに入った紅茶を啜る半笑いの自分がパソコンモニタに映っているのでした。

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ニコ・ニコルソン
ニコ・ニコルソン

ニコ・ニコルソン
フリーのイラストレーター。現在、雑誌やWEBなど多方面で活躍中。
自身の日々を漫画やイラストで綴るブログ「ニコ・ニコルソン」は、テレビや新聞でも話題に。
http://nico.nicholson.jp/